(1)下肢静脈瘤血管内焼灼術 + 瘤切除(63才 女性)
初回穿刺部、局麻 | OPS | 1 |
シース挿入 | OPS | 0 |
TLA、瘤切部局麻 | OPS | 2 |
スタブ・アバルジョン | OPS | 5 |
全体評価 | OPS | 5 |
瘤切除(スタブ・アバルジョン)時に何度も痛みを訴えるため、プロポフォール3mlを静脈注射した場合。
末梢神経の牽引、損傷が疑われ、注意が必要な症例を例示しました。
その他、ソセゴン静脈注射、笑気吸入、セボフルレン吸入、プレセデックス開始など、痛みの原因を取り除かないまま、意識レベルを下げる方法を追加した場合には OPS5となります。
局所麻酔ではなく、全身麻酔に近い状態と判断します。
(2)下肢静脈瘤血管内焼灼術 + 瘤切除(80才 男性、パーキンソン病あり)
痛み刺激時と関係なく、不随意の体動を認めた。 それ以外は穏やかな表情。 OPS0
体動は無意識での疼痛逃避反応と考えます。痛み刺激部位とは異なる部位の体動はOPS2と判断しません。(頭を掻いた、腰を動かしたなど)