当院について

理事長・院長挨拶

私たちの病院が「さらなる発展」をするための理念・基本方針を公表しています。これらに基づいた医療を実践することが地域の皆様に認めていただける病院になる第一歩だと考えます。

  • ホーム
  • 当院について
  • 理事長・院長挨拶
見出し画像

理事長挨拶

理事長 坂本泰三

私たちは、皆様と生命の大切さを共有し健康な生活を実現するために心臓循環器治療の専門スタッフとして責任と誇りとチームワークをもって高度先進医療を提供いたします。

院長挨拶

院長 榎本 栄

院長 榎本 栄

当院は1983年に初代岡村 宏院長先生が『1年365日、1日24時間対応できる循環器専門病院を作ろう』という趣旨で病床18床の心臓血管外科の専門病院として設立されました。1985年からは循環器内科も併設し、88床に増床し、私は2001年4月に、この岡村先生からの招聘で、京都大学医学部心臓血管外科の関連施設である小倉記念病院の部長から、当院心臓血管外科部長に就任致しました。今から20年前のことです。2002年に院長が坂本泰三先生に変わり、2008年には新病院(病床65床、内ICU10床)が建設されております。
私は2012年から心臓血管外科部長に加えて副院長を兼任致しております。心臓血管外科につきましては、当初年間80例だった心臓胸部大血管手術件数は徐々に増加し、私の部長在任中の18年間に約2200例の手術が行われました。
病院はこの間、画像管理システムや電子カルテを導入し、リハビリ科、不整脈科を新設し、新しい治療法を次々に導入しております。
現在当院は循環器科医師10名、心臓血管外科医師6名、非常勤医師3名の体制で診療を行っております。昨年(2020年)の実績では循環器内科については冠動脈造影検査1293例、冠動脈インターベンション799例、末梢血管インターベンション104例、心筋アブレーション335例、デバイス埋め込み148例と静岡県内ではトップクラスの実績です。また心臓血管外科については心臓胸部大血管手術は175例、腹部大血管手術は51例と過去最高数で、下肢静脈瘤手術をはじめとする血管手術を加えると総手術件数は560例以上となっております。
私は当院に赴任して21年目に入るこの2021年4月から岡村記念病院の院長を拝命致しました。
当院は当初は循環器科の急性期治療を展開する専門病院としてスタート致しましたが、人口の急速な高齢化を迎え、急性期治療後も健康を維持するためのリハビリテーション、患者さん教育、地域連携が重要になってきております。カテーテル治療や手術治療後、かかりつけ医で投薬や管理を受けながら、半年から1年に1度、当院で専門的な検査と診察を受けていただく『フォローアップ外来』の体制が確立しつつあり、かかりつけ医と連携を取りながら、心筋虚血や不整脈の再発や心不全に迅速に対応できる体制を構築しております。
今後の目標としては静岡県東部地域における循環器診療のトップに立てる病院を目指しております。このためには今まで行ってきた心血管虚血、不整脈、循環器外科手術についての緊急を含む対応に加え、TAVI(経カテーテル大動脈弁移植術)などの最新の診療技術を積極的に導入すること、稀有で特殊な循環器疾患にも大学病院等と連携して対応することが必要となりますが、これらも実現に向けて努力していく所存です。
そして最後に大切なことは、我々医療者の心や態度です。急性疾患や重症疾患の患者さんとそのご家族の不安、疑問に対して、適切な説明と心のこもった援助が求められております。医師はもちろん、受付の事務職員、看護師、薬剤師や技術スタッフ全てが、初代岡村院長の提唱された『和顔愛語、先意承問』(表情はやわらかく、言葉はやさしく、相手のこころを汲み取ってよく受け入れる)の姿勢を守り、診療に当たって行くよう徹底して参ります。引き続きこの地域になくてはならない病院であり続けるために、研鑽、努力して参りますので、患者様、近隣医療機関の皆様には何卒ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。