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栄養科

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栄養相談について

管理栄養士

当院では入院された患者様のベットサイドに伺い、退院後も健康な食生活が送れるよう患者様一人ひとりの栄養状態に沿った栄養相談を行っております。相談内容としては心臓疾患の患者様には塩分6g未満の塩分制限食、脂質異常症、糖尿病、肥満症の患者様には食習慣、食習慣改善に向けたお話をし、食欲不振などから低栄養状態にある患者様には生活習慣、食習慣に合わせた食事全般に関してのお話をさせていただきます。

主な役割

栄養指導

急性期から慢性期、終末期まで循環器疾患のステージや年齢、患者さまを取り巻く環境を考慮し、きめ細やかな栄養指導を心がけています。

  • 虚血性心疾患の予防、再発・重症化予防のため、高血圧・脂質異常症・肥満・動脈硬化症・腎不全等の栄養指導を行います。
  • 周術期の患者さまには、術前より栄養評価を行い入院前より栄養介入を行っています。また退院時には術後の栄養管理ついてご家族と一緒にご自宅での食事の注意点についてご説明します。
  • 高齢化社会を迎え、心不全や心房細動をはじめとする心疾患患者は増加の一途をたどっています。患者さまに心不全増悪による再入院の予防やQOL、さらには生命予後の改善に繋がるよう心不全チームと協力し疾患教育を行っています。
  入院時栄養指導 外来栄養指導 合計
2019年 1071件 317件 1388件
2020年 988件 388件 1376件
栄養指導写真

栄養管理

入院時、栄養管理計画書を立案し、医師・看護師と共通認識のもと、栄養管理を実施しています。肥満が心不全発症のリスク因子でありながら、入退院を繰り返す過程で「フレイル、サルコペニア、カヘキシーなどの状態に陥り、体重減少により予後不良となる」と言った逆転現象が生じています。心不全学会から発表された「心不全患者における栄養評価・管理に関するステートメント」に沿って、早期から栄養評価・検討・介入・管理を行っています。
また重篤な患者の栄養管理では、経管栄養剤の投与プランを作成し、医師・看護師への提案を行っています。

給食管理

2018年7月、株式会社LEOCと委託契約を結び給食管理を委託する事となりました。季節の食材を使った行事食やワンディッシュデザートでは、おせち料理や節分の恵方巻き、おはぎ、薩摩芋の茶巾しぼりなど家庭の味を思い出していただけるよう手作りでお出ししています。また年2回の嗜好調査を実施し、患者さまからのご意見を取り入れながら質の向上を目指しています。2021年7月には、食思低下した患者さまが少しでもおいしく食事を楽しみにしていただけるよう材料費の見直しを行いました。
当院厨房はオール電化を採用し、衛生基準を満たした清潔な厨房内でIHコンロ6台、スチームコンベクションを活用して、新鮮な食材を調理しています。

患者の皆様へ

季節の食材を使い、薄味でおいしくバランスのとれた岡村オリジナルメニューの調理実習も開催しておりますので、ご興味のある方は職員までお声かけ下さい。

調理実習写真
調理実習写真