病気について

心臓が悪くても(1)

心臓が悪くても運動していいの その1

心臓が悪い人は、顔色が悪く、少し動いても呼吸が荒くなり、あまり活動せず、じーっと動かずに座っているイメージがあると思います。体を動かすと身体活動量に見合った酸素を全身の筋肉に送る必要があるため、心臓はより多くの血液を送る必要があります。しかし心臓が弱っていると多く血液を送る力がありませんので十分に全身に血液を送れず筋肉が動けなくなると同時に心臓自身も疲れて息苦しさを感じてしまいます。

私たちが行う運動には2種類の運動があります。一つはスポーツなどに見られるような力強い瞬発力を要する運動で、もう一つは散歩のように力強さや瞬発力の必要のない持続した運動です。心臓の弱っている人の日常活動に必要なのは後者の運動です。この持続力を要する運動は、使用する筋肉内で持続的にエネルギーの産生ができるかどうかで決まります。エネルギーを作るには酸素を十分に供給しなければなりません。エネルギーの産生は筋肉細胞内のミトコンドリアで作られますが、そのミトコンドリアに供給する酸素の量は2つの要素により決まります。一つは血液から酸素を取り込む能力(拡散能)でもう一つは細胞周辺に流れる血液の量です。

この2つの要素は適度な持続する運動をすることにより改善されます。取り込みを増やすために、筋肉細胞内にミオグロビンという酸素を運ぶ物質が増え、細胞周囲の血流を増やすために筋肉内の毛細血管が増えたりするのです。日常生活の基本は歩行ですので、これを繰り返すことによりこの動作に必要な酸素摂取を増やす機序が働き始めます。取り込み能力が増し、筋周辺の血流が増えれば、心臓から血液を多く送らなくでも歩くという基本動作ができるようになると同時に心臓は無理をしなくてもよくなり疲労することがなくなります。車に例えてみましょう。エンジンが強くても、車輪を動かす歯車が錆びついていれば、エンジンに負担がかかりますし、思ったように動けません。エンジンが弱くても、車輪を動かす歯車が錆びておらず、油が十分に塗ってあり軽快に廻れば、無駄なくエンジンにも負担がかからず動くことができるのでやはり歯車の手入れが必要なのです。これを人に当てはめてみると、心臓が悪い人こそ運動療法を行わなければならない理由がわかっていただけると思います。始める前に主治医にご相談ください。

各種ご案内

受付時間

午前:月~土
8:00~11:00
午後:月~金
13:30~16:00
午前診察:
一部予約制(初診外来以外は完全予約制)
午後診察:
完全予約制

詳しくは下記をご覧ください。

  • 初診の方
  • 再診の方

診療時間

午前:月~土
9:00~12:00
午後:月~金
14:00~17:00

休診日

土曜日午後・日曜日・祝休日・
年末年始

面会時間

月~金
15:00~20:00
土・日・祝休日
13:00~20:00