病気について

血圧が高いと・・・

血圧が高いことが体にどう影響を与えるのか。

人間の体は、およそ100兆個の細胞から成り立っています。そしてそれらの細胞が集まって脳や心臓、肝臓、筋肉、骨などの臓器を作っています。それらの臓器の維持に必要な酸素や栄養素を運び、そして有害な代謝物を排除するために循環器系という血液を循環させる回路があります。その回路の中で、動力となるのが心臓です。心臓が血液を送り出す時、心臓につながる血管が太ければ抵抗がないため圧は余り上がることなくサーッと流れてしまいます。逆に血管が細いと流れが悪く圧が上がってしまいます。散水の時の水道管の圧とホース太さの関係を考えてもらえると解りやすいと思います。しかし体の隅々の細胞は血液から酸素や栄養素を受けとらなければなりませんので、あまりサーッと血液が流れてしまっては、十分に酸素や栄養素を取ることができませんので、適度に血管の太さを調整する必要があります。直径2ミリから0.1ミリ位の血管を細動脈と言いますが、この動脈は筋肉質で血管の太さの調節ができ、この血管が血流を調整しているのです。この細動脈が過剰に収縮したり、動脈硬化で細くなったりすると、隅々の細胞には十分な血液が行き届かないため、血液が不足していると感じるようになります。何とか十分な血流を維持するため「隅々の細胞は神経を刺激したり、ホルモンを分泌して、心臓に作用して収縮力をあげ血圧を上げて組織の血流を維持しようとするのです。この状態が高血圧です。」この状態は2つの事を引き起こします。

1つ目は心臓は通常以上に血圧を上げなければならないため絶えず過労働に曝されることになります。2-3日の事なら問題ありませんが10年や20年続いたらどうなるでしょう。むち打たれている心臓は大丈夫でしょうか。日常生活で考えてみてください。ゆっくり歩けばいくらでも負担なく歩けますが、ジョギングをしていればいつまでも走り続けるわけには行きません。くたびれてへばってしまいます。そして走れなくなります。この状態を心臓に当てはめると「心不全」と言うことになります。

2つ目は細動脈より太い血管は、高い血圧に曝され、絶えず高い圧を受けています。これも、長く持つのでしょうか。心臓からは直径3-4cmの大動脈がでています、そして大動脈は頭や上肢へ血液を送る血管を分枝して、徐々に細くなって行きます。腹に達する頃には直径2-2.5cmにまで細くなります。さらに下肢に行くに従い枝分かれし細くなります。枝分かれした血管はさらに枝分かれして徐々に細くなり細動脈まで細くなります。高い圧が細動脈の前の血管にかかることになります。太い血管は血管壁も厚く少々の血圧上昇には耐えられますが、細い血管は血管壁が薄く高い圧に曝されると傷みは大きくなります。これが「動脈硬化」です。血圧が高いということは、生命を維持する循環システムの動力(心臓)にも多いに負担をかけ、回路(血管)も高い圧に曝され傷みやすくなり、隅々への血液の供給ができなくなり、それがさらに血圧をあげる要因になり、さらに心臓の負担を増やし血管を痛め、悪循環するのです。「血圧が上がることにより心臓を弱め、血管を痛めることでいろいろな臓器を痛めつけてしまうのです。」その代表の疾患が、心不全であり、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全なのです。

高血圧症はいまや国民的疾患で2,000-3,000万人の人が罹患していると言われています。

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