病気について

心臓CTによる左房内血栓検出

発作性心房細動では、発作を繰り返すと心房の収縮が悪くなります。また持続性心房細動では。心房が収縮しない状態が長く続いている状態です。いずれも左房内の血流は低下し、うっ滞が生じます。左房の左心耳は袋状になっているために(図1)、特に血流低下の影響を受けやすく、血栓の好発部位です。左心耳に出来た血栓が左心耳から左房内~左室を経て大動脈に流れると、全身の血管に進み、脳血管を閉塞した場合は脳梗塞をきたし、腎臓の血管を閉塞すると腎梗塞になります。

図1左房CT立体像

心臓CTでは造影剤を用いることで、左房内および左心耳血栓を見つけることが可能です。また血栓前状態である血流うっ滞の有無もある程度検出できます。(図2)。

図2

経食道超音波と心房細動

心臓超音波は通常、前胸部から行いますが、皮膚・筋肉を通して観察するために、一部不明瞭な部分が出ます。経食道超音波は太さ約1.5cmの胃カメラ様の超音波端子を口から食道まですすめ、食道から心臓を観察します。特徴は通常の超音波検査に比べ解像度が高い為、心臓内の異常構造物、特に左心耳血栓、血流の評価に優れています。左心耳の血流速度は経食道超音波検査でのみ計測され、40mm/sec 以上が正常ですが、心房細動では血流速度が低下し、特に20mm/sec 以下では血栓が形成されやすくなります。

当科ではCT検査と下記に述べる経食道超音波を用いることで、心房細動の血栓症のリスクを検出し、抗凝固療法・カテーテルアブレーションを安全に施行できるように行っています。

図1-A: 経食道超音波の大動脈弁短軸及び左心耳像(正常像)
大動脈弁に異常はなし。左心耳内に異常構造物はなし。左房及び左心耳内にもやもやエコーなし。
図1-B: 左心耳内のもやもやエコー例
左房から左心耳にかけてもやもやエコーがみられます。
(もやもやエコーとは赤血球が数珠状に連なった連銭形成により煙様にみえる状態。ミクロの血栓)
図1-C: 図1Bと同様にもやもやエコーを認め、左心耳内にエコー輝度の高い異常構造物が認められた。左心耳内血栓が考えられます。

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